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『みらいの森体験塾~水辺の生き物かんさつ会』開催しました!

ボランティアブログ

2020年07月27日

皆さんこんにちは!ボランティア担当スタッフのAです(^^)

皆さんは海や池に住んでいる生き物を採ったことはありますか?
小さいお子さんはもちろん現役世代だと思いますが、大人になった方々も子供の頃に近所の水辺で遊んだり、いろいろな生き物を見つけた記憶があるのではないでしょうか?
私も子供の頃に小学校の横にあったビオトープで、アメンボやザリガニを捕まえたり(泳いだり!)していましたが、実際に自分で生き物を捕まえたり、触ってみたりすると、図鑑で見るだけではわからない感触や動き方を学べたことを今でも覚えています。

海の中道海浜公園でも、公園内の様々なフィールドを活用した生き物観察イベントを随時開催しております。
中でも、公園の北東部に位置する『環境共生の森』は、気軽に散策できるエリア内に森があったり、池があったりと自然観察にぴったりです!
今回は、その環境共生の森にて、7月26日(日)に開催した『みらいの森体験塾~水辺の生き物かんさつ会』の様子をご紹介します。

お天気が心配でしたが、予定を変更してまずは生き物さがしからスタート!
今回のイベントでは、もはやおなじみ『環境共生の森サポート・ボランティア』の皆さんに加え、
水の生き物のスペシャリストである『マリンワールド海の中道』の館長さんやスタッフの方々にサポートとしてご参加いただきました!ありがとうございます♪

ちなみに、池に移動する前には、生き物採取や観察時の約束(やさしく触ろう!など)をみんなでしっかり確認しました。皆さんも生き物には優しく接しましょう!

大事な約束を覚えたら、早速、環境共生の森の中にある『いのちの池』で調査開始!
池の北側エリアと、池に併設した田んぼエリアに分かれて生き物を探しました。
北側エリアでは、タモを使って池の中の生き物の捕獲にチャレンジ!すばしっこくて難しかったです。

田んぼエリアでは、竹釣り竿にスルメをくっつけて、ザリガニつりに挑戦!
ちなみに、このいのちの池は、このエリアを作った際にできたくぼ地に雨水がたまってできたいわば大きい水たまりのような池です。ですのでもともとは生き物のいない池でしたが、水生昆虫や、ヤゴ、カエル、ザリガニなどが自然と増えました。もしかしたら、誰かが捨ててしまったものもあるかもしれません。
皆さんも生き物を飼うときは、愛情を持って、最後まで責任を持って面倒を見てあげてください♪

別のグループは、胴長を着て、池の中の調査を行いました。
池の中にずぼっと入る初めての感覚に驚いていましたが、ヤゴなどのたくさんの生き物に出会うことができました。

「そもそも公園の中になぜ田んぼがあるの?」と思われますが、実はマリンワールド海の中道の皆さんがいのちの池で実施している生き物プロジェクトに関係しています。
詳しくは過去のブログで紹介しているので、ぜひご覧ください。

《環境共生の森の田んぼプロジェクトについてはこちら》

 

生き物を採った後は、みんなで観察会です。
この日は、アメンボ、メダカ、ハイイロゲンゴロウ、様々なヤゴ、マツモムシの仲間、ヌマガエル(おたまじゃくしも!)、アメリカザリガニなどを捕まえることができました。
参加してくれたお子さんたちは捕まえた生き物に興味津々!近くでのぞいてみたり、触ったりして、楽しそうに生き物たちとふれあっていました。

イベントの途中には、家族対抗のつりにも挑戦しました!
つりといっても、針に見立てた磁石に獲物をくっつけて遊ぶゲームですが、お子さんたちの姿は釣り人そのもの!真剣な表情です。

釣りゲームを楽しんだあとは、その魚を使って「在来種」や「外来種」についても学びました。

イベントの際、皆さんにうまく伝わったかな?という不安もあり、改めて補足、説明させていただきます。
外来種は、人の手によって持ち込まれた、もともとその土地にいなかった生き物をいいます。
海外からやってきたものだけでなく、国内の他の地域のものもあります。
先ほど紹介したアメリカザリガニも、もともとは食用ウシガエルのえさとして日本に持ち込まれたといわれています。現在では他の生き物への影響が大きく、問題となっています。反対に、植物のクズのように日本の生き物が、海外で問題となっているものもあります。
全ての外来種が悪影響をもたらすのではなく、古代に日本に持ち込まれた稲のように私たちの生活に欠かせないものもあります。
国内での外来種(移入種)問題もあり、福岡では、もといたメダカが、ヒメダカの放流などにより数が減ってきているそうです。
公園ではマリンワールドさんとの取り組みにより、特殊な成り立ちのいのちの池にて公園周辺で数が減ってきている生き物の保全を行っています。「域外保全」というそうです。
今回観察会で見つかったメダカは、域外保全の一環で昨年放流したものです。無事生き残っていてよかったです。

今回のイベントでも、子どもたちにメダカやゴクラクハゼを放流してもらいましたが、いのちの池に放流した生き物は全てマリンワールド海の中道でDNA調査をし、もともと公園周辺にいた生き物であることを確認しています。
長くなってしまいましたが、子どもたちには、人と生き物の関わりについて考えてもらうきっかけになればうれしいです。

今後、メダカたちが、この池でどんな風に成長してくれるか今から楽しみですね♪
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました♪

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