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ボランティアブログ
2020年12月18日
みなさんこんにちは!ボランティア担当のAです(^^)
12月16日(水)に、当公園で定期的開催している「プチボランティア」を開催しました!今回は森の間伐作業です。
環境共生の森は、「ゼロからの森づくり」をコンセプトに、地域の皆さんと公園との協働で、長い年月をかけて森を育てていこうとしているエリアです。
苗木を植えた子どもたちが、森の成長と共に大人になって、その子どもたちが森づくりを受け継いで育んでいくという、森づくりの考え方に基づき、未来に伝えていく森、未来に向けて創っていく森という意味を込め「みらいの森」と呼んでいます。
そんな環境共生の森では、森づくりの取り組みを開始して、今年で11年目となりました!
地域の方々や「環境共生の森サポート・ボランティア」の皆さんのご協力のおかげで、初期に植樹を行ったエリアも今では立派な森の姿に成長しつつあります。
これまでは植樹や下草刈りなど、森づくりにおける初期段階の作業に注力して活動してきましたが、これからはさらに大きく、健全な森に育てていくための作業が必要となります。
その中のひとつである「間伐」という作業を、一般の市民の方々参加するプチボランティアとして、今回初めて開催しました。
そもそも間伐と言う言葉になじみが無いかもしれませんが、森づくりにおける重要な作業のひとつです。
植樹後、ある程度木々が生長すると、大きくなった木々同士で森の中が混み合い、互いの生長を阻害してしまいます。
そこで、生長が悪かったり、枯れている木を選んで間引くことで、林内の立木密度を適切に保ち、木々の生長を手助けすることが出来ます。
まずは、環境共生の森の取り組み紹介からスタート!
作業の流れや安全作業に関する注意事項などもみんなでしっかり確認しました。
流れを確認したら、いざ作業開始!まずは間伐作業にチャレンジです。
今回は博多湾に面した、2011年にマテバシイのみを植栽したエリアでの作業で、2人1組に分かれて林内に入り、公園スタッフが予めマーキングした木を伐採しました。
見た目は細い木ですが、実際に作業をしてみると大変でした(><)
間伐作業を行った結果がこんな感じ!
【作業前】
ひょろひょろと細い木が生えており、鬱蒼とした印象です。
【作業後】
林内がすっきりしました!写真では分かりづらいかもしれませんが、作業前より森の中を歩きやすくなりました。
間伐と併せて、「枝打ち」という作業も行ってみました。
枝打ちは、間伐と同様に林内の明るさを調整するために必要な作業で、既に葉を落とした枝や枯れた枝を除去します。
また公園の安全管理として、園路に飛び出た枝などもこの機会にすっきり剪定しました。切った枝はその場で細かくします。
さらに今回は、間伐や枝打ちで発生した枝葉を活用して、「バイオネスト」作りにも挑戦しました!
バイオネストとは、植物発生材などを活用した堆肥作りの手法で、見た目は大きな鳥の巣そっくりです♪
枝を巣のベースとして組み込み、その中に葉っぱを入れ込んでいます。
これが堆肥化すると、畑の肥料として活用できたり、色々な生物(カブトムシなど)の住みかとしても機能してくれます。
実は11月にもバイオネスト作りイベント(下記リンク)を開催しており、公園スタッフ手作りのバイオネストを含めて、今回で3つ目の作成となります。
自画自賛ですが、回を増すごとにクオリティが上がってきているような気がします(笑)
◎11月22日「みんなで“巨大鳥の巣”バイオネストをつくろう」イベントレポート!
これにて今回のプチボランティアは活動終了!ご参加いただいた皆様、ありがとうございました♪
今回作業したエリアは、環境共生の森の入口を右折して少し歩いたところにあります。
環境共生の森にお立ち寄りの際は、ちょっと足を運んでいただき、見通しがよくなった森の姿やバイオネストを見てみてください!
なお、環境共生の森の森づくり活動として、1月に「森の草刈り」のボランティア活動を予定しております。
ご興味ある方は、下記リンクをご覧ください。