飼育員の憂鬱 第7話『じゃない方動物』
- 2026.05.14 更新
- 動物の森
『じゃない方芸人』っているでしょ?
片方は超有名なのに、もう片方はいつまで経っても名前を覚えてもらえない相方芸人
この現象って動物にも近いものがあって
ふれあい舎で『モルモット』のふれあいをしてて気づいたことがあります
それは 子どもたちの大半がこの動物を『ハムスター』だと認識してるってこと
ふれあい舎に遊びに来る子どもたちのほとんどが
『お母さーん、ハムスター触りたーい!』とか
『ここにハムスターがいっぱいいるよー』とか
『ハムだ!ハムっ!』なんて
もう日常的に耳にします
そのたび内心はこんな感じ
ちなみに『ハムスター』ってのはこの動物のこと↓
まぁ、百歩譲って見た目が似てる。。。かもしれませんが
そもそも大きさが全然違います
モルモットの体重が約1.0㎏ほどに対して
ハムスターの体重はモルモットの約1/20ほど、種類によってはもっと小さいです
他にも頬袋が有るとか無いとか、夜行性なのか昼行性なのかとか
掘れば掘るほど全く違う動物なんですが
なぜか『ハムスター』という超強力な知名度を誇るこの名を前に
『モルモット』は、もはや『じゃない方動物』扱いです
たぶん、きっとこのアニメせい
だって、親御さんの中にも間違えて認識してる方は往々にいらっしゃいますもん!
おそらく同年代の私が予測するに、みなさんの脳裏にはネズミを見たら
『とっとこ~♪』と、このキャラクターが走り回ってるんじゃないでしょうか?(笑)
ちなみに動物の森で『ハムスター』は飼っておりません
あと、これは余談ですが
動物園でふれあいに使われているネズミの仲間でハムスターを使ってる園館はそう多くありません
たいてい『モルモット』が動物園でのふれあいの代表的な動物です
まぁ、それを踏まえて普段から『ハムスター』じゃないんだよと
ふれあい対応しながら一応は説明はするんですが
あまり小さい子に詳しく説明したところで馬に念仏
終わってふれあい舎をあとにする頃には
『あーハムスター可愛いかった』と帰って行く始末
もうここまで来ると、笑っちゃいますwww
これほどの世間一般の『ハムスター』の認知度にあっぱれ!と言わんばかりです(まいった!)
いやね、私思ったんです
よくよく考えてみれば
動物の森で飼ってる動物たちって『じゃない方動物』ばかりだよなーって
例えば、 『インコ 』
まずこの大きさの鳥だと間違いなく『オウム』だと思われています
TVやゲームなんかでも、この鳥を"オウム"呼びしてる影響もあるんでしょうけど
次に 『プレーリードッグ』
これも大半の人が『ミーアキャット』だと思い込んでます
フォルムや立ち姿が似てますし
なによりこれもあのアニメキャラが有名
もうちょっと名前がホントに合ってるか心配してほしい動物です
『ラマ』
これもよく『アルパカ』だと思われてますね
どっちもツバ吐くし、似た顔してますからね
意外なとこで言えば、
今の季節の『ヒツジ』もそうです
いやいや、いくらなんでもそのくらいわかるよ!って思うでしょ?
でもヒツジを毛刈りしてしまえば
『あ、ヤギさんだ』って言ってるお客さんよく見かけます
鳴き声もさほど変わりないですから
こうしてみると、いかに人がテキトーに動物名を認識しているか
うちの動物園ではそれがよく分かります(笑)
みなさんどうでしょう
一度『じゃない方動物』をもっと深く知りに動物の森に足を運んで見てみませんか?
では、最後に問題です
『ウサギ』や『カピバラの子ども』だとよく勘違いされている
このじゃない方動物の名前はなんでしょう?
