トレーニングガイドしてきました!
- 2018.09.27 更新
- 動物の森
朝が日増しに肌寒くなる季節になってまいりましたね
最近布団が恋しくて朝が起きれなくなりつつある飼育員です
今回はトレーニングについてご紹介させていただこうと思います!
9/23、24で”動物ふれあいDAY”が開催されました
普段入ることのできない動物のエリアに入って動物と触れ合うことのできるイベントなのですが、
実はそれと同時に”トレーニングガイド”というイベントも開催されていました!
↑こちらはベニコンゴウインコの見事なフライトシーン!
こちらのガイド、動物の森飼育員と動物によるトレーニングについてのご紹介、解説を行うイベントなのですが、
なんと、そのイベントに我がふれあい舎のアイドル、ミニブタのマロも参加していました!
今回マロには、ハズバンダリートレーニングという健康管理のために行うトレーニングのガイドに協力してもらいました、
ちなみに、内容はというと・・・
まずは、マロお得意の
①「おすわり」「お手」「おかわり」
一見、イヌのしつけとなんら変わりないように見えますが…これも健康管理のひとつなんです!
ミニブタは有蹄類といって蹄”ひづめ”を持つ動物の仲間です
そのため、蹄の管理はとっても大切!
そんなときに「お手」を覚えていると、動物自ら進んで手を出してくれるので、
むりやり抑えつけたり、強引に脚を掴んだりと動物の嫌がることをしなくても蹄のチェックができます!
続きまして、
②「誘導」
名前の通り、動物を指定の場所に誘導させることなのですが、
マロにはあらかじめこちらの棒(↓)に鼻先を付けるように教えています
ちなみにこれは”ターゲット”と言います
これを使うと、例えば「回れ」や「8の字」を教えることも可能です
これに関しては、健康管理というよりも棒を認識しているかの確認が可能ですね
これを応用すると、
③「体重測定」
も可能になります
今回は、体重計の替わりに緑のバットに入ってもらいました
また、目盛りがぶれないように「おすわり」や「待て」を併用すると、より正確な数字を知ることも可能です!
最後は
④「ケージに入る」
動物園といっても、動物も生きているのでどうしても怪我や病気になります
そんなときにも、スムーズにケージに入ってもらうために「誘導」を活用していきます
このようにいくつかのトレーニングについてご紹介させていただいたのですが、
トレーニングには、ショーやしつけ以外にも健康管理のためのトレーニングがあると言うことを
少しでも知っていただけましたら嬉しいです!
最後に、二日間がんばってくれたマロのやりきったぞ顔をドアップでどうぞ!!