手乗り奮闘記(第4章)
- 2019.04.23 更新
- 動物の森
荒ぶれインコたちと仲良くなろう!ということではじまったこの企画
今回は『インコ』ではなく、動物の森にいる唯一の『オウム』であるタイハクオウムの『シュガー』(♀:19才)のお話です
が、その前に・・・
みなさんは『インコ』と『オウム』の違いはわかりますか?
よく勘違いされやすいのが大きさで、一般的に
小さいほうが『インコ』
大きいほうが『オウム』と思われがちですが、
インコの中にもコンゴウインコのようなサイズの大きな種もいるので一概に大きさでは判別できません
しかし、身体の部位で決定的に違うところがあります!
それが、『冠羽(かんう)』と呼ばれる頭の上にある飾り羽です
この羽があるのが『オウム』で
ないのが『インコ』になります
中には、名前にインコとついているのに実はオウムの仲間というややこしい種もいるんです(例:オカメインコ、モモイロインコetc)
タイハクオウムの『シュガー』は頭に冠羽があるのでオウムの仲間になります
そんなシュガーちゃん
荒ぶれインコばかりの中でも一番おとなしい性格で、
なでてもらうのが大好き
ちなみに他のインコでやろうとするとこんな感じ・・・
(ガブリ・・・)
手乗りさせようと手を出しますが、
それよりも身体をなでてもらいたいのか
いつも背中を向けられます
『さぁ、おいでー』
くるんっ!
『はい、こっちー』
くるんっ!
『ほら、ここよー』
くるんっ!
『なでなで~~』
って、ちょ(笑)、、、
こうやってシュガーをなでている手を見ると
いつの間にか手が真っ白になっています!?
これは脂粉(しふん)といって、身体から出るいわばフケのようなもの
タイハクオウムはこれを全身に身にまとうことで、羽が痛まないように水をはじいたり、汚れがつかないようにしています
『シュガー』の名前の由来はこれが『粉(砂糖)=Suger』に似ていたところから名付けられました
そして、肝心の手乗りはというと
なんとか隙を見て、すばやく手を滑り込ませると乗ってくれました!
ある意味荒ぶれインコたちとはまた違った難しさがあります
これから徐々に練習して、すんなり乗ってくれるようがんばろうね!
と、ひとり奮闘する担当者なのでした(笑) to be continued、、、