ふれあい舎はお花畑
- 2020.05.14 更新
- 動物の森
皆様こんにちは!
まもなく梅雨入りとなる季節になってまいりましたが、日中はカラッと晴れて日差しが痛い日々が続いていますね。
少し前に衣替えしたのに朝の寒さに負けて毛布をまた引っ張り出してきた飼育員です。
今回は、休園に伴って引き続き休館中のふれあい舎からお届けいたします!
現在、休館中であるふれあい舎は
このように一面シロツメクサでいっぱいになっています。
真っ白な絨毯が敷き詰められて目も癒されるこの光景…
実は、去年からこんなにも沢山生えるようになったんです!
理由はというと…
皆様、「豚コレラ」って覚えていますか?
今現在は「コロナウイルス」が流行していて忘れているという方も多いとは思われますが、
「豚コレラ」は今も尚、猛威を振るっているブタの感染症です。
人間には影響がありませんが、ブタからブタへ…ヒトの衣服や靴裏からブタへ…と、
人の感染症同様あらゆるところから感染していく恐ろしい病です。
そういう訳で、一昨年の秋口から動物の森のミニブタ・イノシシはお客様との接触を控えていたのですが…
ここに!
シロツメクサ満開の謎が隠されていたのです!
普段、つまりはミニブタ・イノシシエリア封鎖前、ミニブタ達は日中ふれあい舎周辺で放し飼いをしていました。
ブタは雑食かつ食欲旺盛な動物です。
木の根っこまで掘り返して食べちゃいます。
それを毎日行っていると…
あら不思議!一面まっさら、短い草しか生えていません!
あ、もちろん雑草の中には毒のある植物もありますので、そういう草はブタ達も自分で判断して食べるのを避けます。
そんな訳で、残っているのはブタが食べ去った後の草と、ボーボーに伸びきったブタの嫌いな草のみ。
そして栄養満点なシロツメクサはブタの大好物!
ここから導き出される答え・・・
そう、
いままでシロツメクサが生えてこなかったのは
”ミニブタ達が全部食べてしまっていた”
からなんです!!
(たぶん!!!!)
そして今!
ミニブタ達はお散歩ができていない!
つまり!
今まで食べ尽くされていたシロツメクサたちが!
ここぞとばかりに満開になっているのです!
(たぶん!!!!!)
いやぁ~謎が解けてすっきり、すっきり
(確証はありませんが)
まっ、ということで。
このせっかくの栄養満点なシロツメクサ
私達が見て楽しむだけじゃあもったいない…!
ので!
動物たちにも楽しんでもらうことにしました!
↓↓↓↓↓↓
▲お客様もいないのでお散歩解禁中のミライ
▲カメラを構えるとすぐ近寄ってきてくれます。さすがだ。
▲同じくお散歩解禁中のマロ
▲シロツメクサに夢中で全然目線くれない…
▲こちらは最近室内に篭もり気味でちょっとお肉を蓄えた気がするステラ
▲シロツメクサにあまり近付かないので運んで移動させてみると…
▲ものすっっごい逃げていきました。埋もれるのは嫌だったのかな…
こんな感じで
ふれあい舎の仲間たちは今日もとっても元気です!
皆様、ふれあい舎再開の際は是非動物たちに会いに来てくださいね!
また皆様とお会いできる日を心待ちにしています!
どうか怪我や病気には十分お気をつけください。