手乗り奮闘記(第17章)
- 2021.07.13 更新
- 動物の森
おーーーまたせしました!
みなさんお久しぶりです
手乗り奮闘記ですよー
このシリーズ
お陰様でご愛読いただいてる方も増えてきたようで、
色々とご質問もいただくようになりました
本当にありがとうございます
今回いただいた質問は
『インコやオウムの飼育や飛行訓練などの知識はどうやって覚えたのでしょうか?』
A.私(担当者)は動物の専門学校を卒業しました
特別、インコなど鳥の知識を勉強したわけではありませんが、
昔から祖父が実家でニワトリを何十羽も飼っていたので
比較的鳥と接する機会は多かったと思います
しかも当時は放し飼いで(笑)
今考えれば、じぃちゃん家禽にスパルタ過ぎだろ!とは思いますが
でもそうすると、ニワトリって野良猫に襲われないように生きる力からか、数メートルは優に飛べるようになるんですよ
口笛吹いて集合をかけると慣れた子なんかは自分の肩に飛んで来るぐらいに(これホントですよ?)
そんな感じで、自然と小さい頃から理屈よりも感覚で動物の飼育を覚えていきましたね
この子たちがその頃の精鋭たちです
中には猫をも従える強者もいました
あ、ちなみにインコやオウムを飼ったことは一度もありません
訓練に関しては専門で動物行動学を学んで、それがより確信に変わった気がします
たぶんそんな経験が今のインコやオウムの飼育にも活かされてるんだと思います
とは言っても!飼育員としてはまだまだ未熟で、日々勉強中ですので引き続きこの奮闘記を応援していただけたら幸いです
そして!!
気づけば前回のブログ更新から2ヶ月経っちゃいました
あまりにも間が空いたので、前回なに書いたかよく覚えてなくて、
担当者自ら見返してたところです(おいおい)
・・・そうそう!ルリコンゴウインコのペア(キスケ♂とキョウカ♀)
が今年も卵を産んでくれました
あれから現在どうなったかというと。。。
はい、どーーん!
雛が3羽孵りました(いやいきなり笑)
全然更新してなかったので、もう親とほぼ変わりない姿になっちゃってますが、
緊急事態宣言の間、インコたちは子育てに奮闘してたんですよ
これが孵化直後
元気に殻を割って出てきてくれました
生まれ立ての体重は約20~25gとかなり小っちゃい!
ここから彼らの長い子育て奮闘記がはじまりました
母親(キョウカ♀)は四六時中雛を温め続け、父親(キスケ♂)はエサを蓄えて来ては何度も妻と雛に与え続けます
定点カメラで彼らの様子を見ていると、見事な連携プレーに感心させられます
1週間後:ほぼ羽毛が生えてないので、雛はお互いに身を寄せ合って暖を取ります
親は巣を汚さないように糞は決まって外でするんですよ
2週間後:くちばしと足元が黒くなり、筆毛という羽根の元が出てきます
次第に目は開いてきますが、この時は沢山エサをもらってみんな爆睡中です
1ヶ月後:よちよち歩きで動き始め、お母さんも温めるのに収集がつかずタジタジ
どうも早く寝て欲しそうに雛をあやしてます
この頃の体重は約700~800g
当初と比べると30倍近く大きくなります
でもこれはまだ成長途中~
つぶらな瞳で、まるで小さな恐竜みたい
1ヶ月半後:ストロー状の筆毛から花が咲くように羽根が開いてきます
ようやく鳥らしくなってきました
さらに数日経つと・・・
巣の中はパンパン!『密ですッ!』(笑)
『ちょーだい!ちょーだい!ちょーだい!』と雛たちのエサの要求が激しくなり、今度はお父さんがタジタジ
体重は1kgを超え、一時的に親より重くなります
鳴き声も怪獣なみにうるさk...じゃなく、大きくなります(笑)
さあ、あともう少しすれば巣上げの時期
人や他の群れと徐々に馴らしていきます
しばらくは手乗り奮闘記というよりは子育て奮闘記になると思いますが
まぁ温かく見守ってやってください、それでは!
、、、to be continued