雨の日の飼育員
- 2025.05.10 更新
- 動物の森
皆さまこんにちは。
最近動物の森では春蝉が鳴きはじめ、お客様に「この鳴いている虫は何ですか?」と聞かれることが増えました。
「蝉ですよ」と伝えると「もうセミが鳴いてるの⁉」と驚かれています。
自分も動物の森で働き始めるまでは【春蝉(ハルゼミ)】という存在を知りませんでした。
それもそのはず。春蝉は松林に生息しており体長3センチほどの小さな蝉です。
普段、松林を訪れることが無い方には春蝉の存在を知る機会がほとんどないと思います。
さて、お客様からの質問といえば、以前「飼育員さんは雨の日、何をしているの?」と尋ねられたことがあります。
今回はそんな疑問に答えていこうと雨の日の飼育員の様子をお伝えします。
雨が降っていると晴れの日に比べて屋外でできる飼育作業も限られるため作業時間が短縮されます。
そのため飼育員には時間ができ、その空いた時間を活用して雨の日ならではの作業を行っています。
ではどのような作業かというと
まず、【ふれあい舎担当】の飼育員はモルモットやウサギのお手入れをしています。
話を聞いてみると、「もちろん普段から動物たちのお手入れは行っているけど、頭数の多いモルモットやウサギは念入りに見てあげることが難しい。だからいつもより時間がとれる雨の日に爪切りやブラッシング、時にはモルモットのシャンプーをしている。」とのこと。
雨の日の空いた時間は「動物たちのお手入れに力を入れている」ことがわかりました。
次に【ポニー担当】の飼育員は
飼育員がいた場所は管理事務所。話を聞いてみると、
「雨の日はポニーたちが濡れて風邪をひかないようにそれぞれ獣舎の中で過ごしてもらっている。清掃や給餌、観察を終えたら普段はあまり時間が取れず出来ていない事務作業を行っている。」とのこと。
事務作業とは?と聞くと、「ポニーの日々の記録をパソコンでまとめたり、掲示物を作成したり。また、どうすればもっとポニーの魅力を伝えることができるかを考えたりしている。」だそうです。
飼育員のお仕事は、清掃や餌やりだけじゃない事がよくわかりますね!
このように、雨の日の飼育員はそれぞれ空いた時間を有効活用して動物たちやお客様により良い環境を提供できるように頑張っています。
もっと色々と聞きたい!と思った方は動物の森に来られた際に飼育員達に声を掛けてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました!