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ヤギとウマって何が違う?

2019.07.09 更新
動物の森

季節は梅雨に入り、雨のせいで憂鬱な日々が続いています。

学生の皆さんはこの時期を乗り越えて早く夏休みになってほしいと思っているんじゃないでしょうか?

他の方々も夏は色々なところにいきたいと思っていませんか?

特に、動物の森にお越しになる方々は今週のブログの内容を

頭の片隅にでも覚えていただけたら光栄です。

さて、今週のブログではある2種類の動物の違いについて紹介させていただきます。

その2種類とは、ヤギとウマです。簡単だと思うかもしれません。

パッと見ただけでも体格、鳴き声、角の有り無しと上げることができます。

しかし、それだけではないんですよ。

今回は3つの違いを詳しく説明したいと思います。まず1つ目は前歯です。

ヤギには上の前歯がありませんが、ウマにはしっかりと上の前歯もついています。

ヤギの方は絵になっちゃいましたが上の前歯がないことがはっきりと分かります。

ヤギと同じように上の前歯がない動物はこの動物の森には他にもいます。

それは、羊とラマです。この2種類も上のほうだけ前歯がないので是非近くで見てみてください。

しかし、ラマの場合はつばを吐かれるかもしれないので刺激しないように注意しながら見てください。

さて次の違いは蹄です。まず、蹄って何と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

草食動物にある蹄とは人間で言うところの爪になります。

草食動物たちも種類によって足の指の本数、形もまるっきり違ってきます。

上の写真は左がヤギの蹄、右がウマの蹄を撮ったものです。比べてみると

ヤギの蹄は2本ずつあり、ウマの蹄は1本ずつあります。ヤギのように

蹄が2本、4本と偶数ある草食動物は偶蹄類と呼ばれています。

逆にウマのように蹄が1本、3本と奇数ある草食動物は奇蹄類と呼ばれています。

動物の森にいる動物たちの中では偶蹄類はヒツジ、ラマがおり、奇蹄類はロバがいます。

最後の違いは体の胃の違いです。

ウマは単胃と言われ、人と同じように1つの胃しか存在しません。

しかし、ヤギは複数胃と言われ4つの胃を使って食べた乾草を消化しています。

消化と言っても胃で消化するだけではないんです。皆様はヤギが毎回

口をモゴモゴと動かしている様子を見たことがないですか。

これは反芻と言って一番目の胃に入っている餌を口に吐き戻して細かく噛み砕き

消化しやすくする行動なんです。この反芻はウマには見られませんが

ヤギなどには見られる行動です。

この他にもまだまだたくさんの違いがあるのでじっくり観察して

どこがどのように違うのか是非、探してみてください。

最後にかわいかったので今年の5月に生まれたトカラヤギのユズを載せておきます。

どんどん大きくなっており、角も生えとても人懐っこい性格をしていますのでこの子も是非見に来てください。