律儀なサル?
- 2020.09.14 更新
- 動物の森
突然ですが、
ブログをご覧の皆様は先日(13日)に放送された「ZOO-1グランプリ」をご覧になられたでしょうか?
今回の番組ではフサオマキザルのとある行動にスポットを当てていただいたのですが、
「見逃してしまった!」という方のために、写真ではありますがご紹介したいと思います。
まずはペレット(固形の合成飼料)のエサやり後の行動です。
次に、青果類のエサやり後の人参に対する行動です。
写真で伝わったでしょうか?
ペレットの方は蓋で小さく砕いたり、時には粉々にしたりして食べている様子です。
人参の方はコンクリート部分ですりおろし、それを舐めて食べている様子です。
実はこのような行動はとても興味深いもので、ペレットも人参もそのままでも問題なく食べることができるのに、
わざわざ手間をかけて小さくしたりすりおろして食べているんです。
こうした方が食べやすいのか?それとも小さい方が好みなのか?、
理由は定かではありませんが、この珍しい行動をテレビで紹介していただきました。
実は野生のフサオマキザルも「硬い木の実を石で割って食べる」といった行動が確認されている様なのですが、
今回とは理由が違うので、やはり珍しい行動なのだと思います。
このような行動は動物の森で飼育しているフサオマキザルの全てがするわけではありませんが、
悪天候でなければボスザルのジョージを筆頭にいずれかのサルがしている様子を毎日見る事ができます。
この2つの行動は恐らくですが当園独自の文化だと思いますので、
生でご覧になりたい方は是非天気の悪い日を避けてご来園ください!
【あとがき】
今思えば、「収録の時にこのブログに書いている事を話せば良かった…」と軽く後悔しています。
まだまだ修行が足りないようですね(笑)