人工哺育カピバラ成長記録

動物の森では現在たくさんの赤ちゃんが誕生しています。

ポニー、リスザル、クモザル、フサオマキザル、

マーラ、カピバラ、プレーリードッグなど...

そのうちのカピバラ１頭はお母さんのお乳が出ず

人工哺育で育てることになりました。

生まれた初日の様子です。

お乳が出ないからなのか、赤ちゃん自身もあまり母乳を飲もうとするそぶりが見られませんでした。

それでもお母さんと片時も離れずぴったりとくっついていたので

とても悩みましたが人工哺育に切り替えることになりました。。

私にとって初めての人工保育であったため不安なことだらけでしたが

私の心配をよそにすくすくと育ち、生まれた時は1600ｇだった体重が今では5300ｇほどに成長しています。

人工哺育こそ初めてでしたが、カピバラの子育ては見たことがありました。

その中で不思議だったのが、カピバラの赤ちゃんは"親の背中に乗りがち"だということ。

どんなに真夏の暑い日であっても親の背中によじのぼり、

絶妙なバランスを保ちます。

ヒトの背中でも登ろうとするのか試してみたところ...

案外すんなり登りました。

上に登って何をするわけでもなく、落ち着いています。

ちなみにこれは生後５日目の様子です。

生まれて２か月と少しがたった今でもやはり背中に乗るのは好きなようで、

スタッフが座ると登ってこようとします。

ですがもう5ｋｇもあって重たいので、そろそろ背中乗りから卒業してもらおうと思います。

大好きだったミルクが目の前にあっても

最近ではキャベツや笹を優先して食べるようになり、

もうすぐミルクも卒業です。

このまま元気に育ってくれると嬉しいです。

現在、室内にて成育中のため普段は見ることができませんが

天気のいい日は、リクガメの展示場に居候していることがあります。