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令和7年度植樹が完了しました!

2025.04.26 更新
ボランティア

皆さまこんにちは。市民交流係Rです。

平成22年(2010年)から行っている環境共生の森の植樹活動が今年度も完了いたしました!

令和7年度は4団体、1イベント、約300名の方の協力で約1800本の苗木を植えました。

ご参加くださった皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

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さて、令和7年度に植樹したエリアはタブノキエリアです。

環境共生の森は大きく3つのエリア(マテバシイ、スダジイ、タブノキ)に分かれており、マテバシイエリアは植樹完了、スダジイエリアは残り1か所、最後のタブノキエリアに令和6年度から着手しています。

それぞれのエリアはマテバシイ、スダジイ、タブノキをメインとした樹種構成で、メインの木以外の樹木は志賀島の植生を参考に、海の中道海浜公園がある西戸崎周辺の植生を再現した森を目指しています。

植樹計画は平成22年(2010年)から令和12年(2030年)まで続き、その後は健全に森が成長するように下草刈りや枝打ち、間伐といった管理作業を行います。

 

では植樹開始から15年となった現在の環境共生の森はどんな場所になっているのでしょうか。

植樹初期の平成22年(2010年)~平成28年(2016年)までのエリアは見上げるほどに木が大きくなり、タヌキやキツネ、イタチ、クワガタムシなどの生き物が住むようになりました。

運がいいと彼らが皆さまの前を横切ったり、ひっそり木につかまっていたりしますので、環境共生の森にお越しの際は公園のルールを守りつつ探してみてくださいね。

そして木が大きくなっていますので、ドングリもたくさん取れるようになりました。

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環境共生の森で拾ったドングリは11月のイベント「森のリース作り」でリース用の材料として使っています。

 

さらに、平成29年(2017年)~令和2年(2021年)までのエリアは元気に森が成長中で、園路にかかった枝を切る作業が必要になってきました。

しかしながら、「森」と表現するにはまだまだ小さい印象です。

このエリアには園路をまたぐクモの巣やアシナガバチの巣があることが多いので、お気をつけて通行してください。

 

令和3年(2022年)~令和6年(2024年)までのエリアは2m~3mくらいの樹高の木が多いです。

これくらいの木はセイタカアワダチソウやアレチハナガサといった背が高くなる雑草に覆われて成長を邪魔される心配があります。

さらに、令和3年(2022年)のエリアはクズというつる性植物が絡みついていて、木を締め付けてしまったり木に光が当たらないようにしてしまったりして困ります。

こういった雑草との闘い(=下草刈り)がまだ必要なエリアなんですね。

ちなみに、生き物としてはカヤネズミという500円玉サイズのネズミの巣が見つかることが多いです。

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木の枝や草の間に鳥の巣のような丸い草のかたまりがあったら、カヤネズミの巣かもしれません。

そっと観察してあげてください。

たくさんご紹介しましたが、森の姿は実際にお越しになって見てみてください!

 

そんな生き物豊かな環境共生の森、植樹の次は下草刈りのシーズンに突入します。

森を健全に育てるためには皆さまのお力が必要なのです。

企業や団体(サークルや習い事、自治会等)でのボランティアは随時受け入れておりますので、

ご希望の方は活動希望日の1か月前までに企業・団体等ボランティア申し込みフォームまでお問合せください。