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「野外サマースクール」イベントレポート

2020.08.14 更新
ボランティア

例年は「サマーナイトキャンプ」という名前で、環境共生の森サポート・ボランティアの皆さんと一緒に運営する夏のお泊りキャンプイベントですが、今年は新型コロナウィルスの感染症対策として、日帰りのご家族単位で楽しんでいただける内容に変更し、名前も「野外サマースクール」と変えて8月9日に実施しました。

まずは光と風の広場のレクチャールームで自己紹介を兼ねてアイスブレイクをしました。

それから環境共生の森(通称:みらいの森)の紹介。苗木を植えてから森が育つ様子をタイムトンネルを通って見学してもらいました。

まだ苗木の小さいエリアから、樹木が大きく育ったエリアに入ると、森の中はひんやり。森のありがたさを感じました。

森の中に仕掛けた、森のレストラン(バナナトラップ)も紹介。生きもののつながりを学んでもらいました。

里の家に到着。タイムトンネルで拾ってきてもらった葉っぱを使ってビンゴゲームをしました。

その葉っぱとインクでスタンプしたり、畑のタデアイのたたき染めをしてオリジナルハンカチをつくってもらいました。

紹介し忘れましたが、葉っぱスタンプの顔料インクと天然の色素のタデアイで染めたところは、しばらく使っていると色もちの差が出てくると思います。おうちでそういった違いも観察してみるのも面白いと思います。

ハンカチができたご家族から、見通しのよくなった展望台でみらいの森と玄界灘、博多湾を一望。記念写真も撮りました。

展望台の周りの松林では、「バケツに松ぼっくりを拾ってくる」というミッションも出しました。これで晩御飯を作ります♪

さらに、みのりの畑で晩ごはん用の食材を収穫。ニンジン、オクラを収穫しました。保存しておいたジャガイモ、タマネギも使います。そう、例年でしたら晩ごはんは皆でカレーを作るのですが、今年はご家族単位でBBQに変更いたしました。

おやつも例年はスイカを切り分けて食べるのですが、今年は氷と塩と果物ジュースでシャーベット作りをしました。

机の上が結露でちょっぴり水浸しになりますが、簡単にできるので、よかったらおうちでも他の味を試してみてください♪
牛乳とお砂糖や、自分好みの濃さにした乳酸品飲料を使うのもおすすめです。炭酸ジュースも面白いですよ。

おやつを食べたら、晩ごはんの会場のデイキャンプ場に移動します。収穫した野菜を親子で調理。みんな上手に野菜を切れていました♪

コンロには火おこし道具で火をつける予定が、強風のため中止に(>_<) テントも建てられず・・・。松ぼっくりを着火材にして、チャッカマンで火をつけて炭火を起こしました。

迫ってくる雨雲と強風の中、急いで食べていただき、落ち着かないBBQとなってしまいました・・・。

デザートは定番焼きマシュマロです。クラッカーにはさんで召し上がれ~♪上手に落とさず焼けてますね(^^)

晩ごはんの後は、お天気も何とかもちそうでしたので、夜のプログラム「ナイトツアー」に出発しました。
懐中電灯を持って、夜のみらいの森をクイズを解きながら探検します。

タイムトンネルに仕掛けたバナナトラップ「森のレストラン」にはこのときはお客様は来ず…(>_<)
お客様となるカナブンやカブトムシを見てもらえなくて残念でした。
余談ですが、12日の水曜日のボランティア活動時には2匹のメスのカブトムシが来店していました♪
腐食土壌ができ、森が育ってきた証拠ですね。うれしいです!

 ナイトツアーの最大の盛り上がりはバッドディレクターを使ったコウモリ観察でした。
バッドディレクターとはコウモリの出す周波数を拾ってくれる機械です。子どもたちにもつかってもらいました♪
機械の音が鳴ると「おぉ~いるいる♪」と、皆うれしい反応をしてくれました(^v^)
クイズでもコウモリの生態について楽しく学んでもらいました。

 

ラストはみんなのお楽しみ「星空観察」でしたが、雨が降るかもしれないあいにくの曇り空・・・(TT)
室内で星のお話を聞いている間に雲が途切れればと、先生が光と風の広場口の大屋根の下に天体望遠鏡を設置してくれましたが、残念ながら今年は見ることができませんでした。

星は見られませんでしたが、室内で先生が皆既日食など貴重な映像を交えて、星のお話をしてくださいました。
毎度引き込まれる先生の話術。参加者の皆様も楽しんでもらえたようです♪

これにて9時間に及ぶ「野外サマースクール」は終了しました。

参加者の皆様、運営にあたってくれた環境共生の森のサポート・ボランティアの皆様ありがとうございました!
長丁場、お疲れ様でしたm(_ _)m
またみらいの森に遊びに来てくださるとうれしいです♪