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『森の池ボランティア』始動開始!幻の池も出現中!

2020.08.17 更新
ボランティア

こんにちは!ボランティア担当スタッフのAです(^^)/

皆さんは海の中道海浜公園の新エリア「森の池」をご存知でしょうか?
森の池は、2020年にオープンした公園の東側に広がるエリア(約50ha)です。
海の中道は海流の堆積作用により砂が運ばれてできた砂州であり、白い砂浜の上に青々とした松が育ち、「日本の白砂青松100選」に選ばれています。
中でも森の池には、まとまったクロマツ林があり、様々な動植物が生息・生育しています。
さらに、数年に一度、大雨が降った後に現れる「幻の池」のような不思議な環境も残っています。

そんな森の池エリアは、一般より募集する市民ボランティアや企業・団体等によるボランティアのほか、
森の池エリアのオープンとともに新たに立ち上げた「森の池ボランティア」メンバーの協力により、マツ林の管理などが行われています。
今回は、先日実施した森の池ボランティアの初回活動の様子をお伝えします。

森の池ボランティアの活動(月1回程度)は、森の池でのイベント運営や企業・団体等ボランティア活動のサポート、さらには、森の池の自然について調査などなど。
その中でも、今回はボランティア研修として「森の池生きものさんぽ」を開催し、ボランティアの皆さんで観察したり、説明しあったりしながら、森の池の動植物を学びました。
また現在、エリア内には「幻の池」が発生中!砂とマツと池が創り出す、いつもとは違った幻想的な風景をご覧頂くことができ、また、様々な水生生物も観察できるチャンスです。

こちらはマツの年齢の数え方の講習風景。
マツは一年で一節ずつ伸びるので、幹から出ている枝の場所を下の方から一番上まで順に数えると、年齢を知ることができます。

幻の池に到着!その広さにびっくり。
先ほどもお伝えしたとおり、写真で水が張っている場所は、普段は何も無い砂地なんです。

池の中をのぞいてみると、ハイイロゲンゴロウやいろんなトンボのヤンマなどがいました。
もちろんトンボも沢山飛んでおり、この日はギンヤンマ、チョウトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、イトトンボなどを観察することができました。
今まで水がなかったところに、水生生物が現れるのはなんとも不思議です。

森の池エリアでは、様々な植物も観察できます。
この時期はママコナという小さなピンク色のお花がオススメです。

そのほかにも、大きなマツボックリ(フランスカイガンショウ)やクリームパンのようなキノコにも出会えました。

今回の研修では、34種類(+α)の生きものに出会えました。次の活動ではどんな生きものに出会えるか楽しみですね。
ちなみに、今回の「森の池生きものさんぽ」の様子は、公園Youtubeチャンネルにてご覧いただけます!
動画を見れば、おうちから森の池を散歩した気分になれますよ~。ぜひご覧ください♪

◎森の池生きものさんぽの動画はこちら
https://youtu.be/cw4bBTt1a7M

《「森の池ボランティア」随時メンバー募集中!》
生きもの好きやマツ林の管理に興味がある方にオススメです。
まずは体験参加にスタート!お気軽にお問い合わせください♪
【お問い合わせ】海の中道管理センター市民交流係 電話092-603-1111