手乗り奮闘記(第32章)
- 2024.06.06 更新
- 動物の森
もう今年も折り返し地点に突入しましたね
鳥インフル対策のため隔離収容していたフラミンゴたちもようやく全頭屋外展示できるようになりました
見てくださいこの喜びよう(笑)
フラミンゴってこんな躍動するんですね
いやーそれにしても時が経つのは早い早い
気づけば私がココに勤め始めて早11年が経ちました
そしてそんな私が大型インコを担当して今年で7年目になります
今回はそんな飼育歴の大半をインコ達と接してきた私が
みなさんに動物の森ならではの大型インコの楽しみ方をご紹介したいと思います
【インコの楽しみ方】
その1 -『見る』-
まずはその色味、自然が生み出したとは思えないその色鮮やかな羽を見て堪能してください
動物の森の屋外展示は周囲の自然と相まって写真映えすること間違いなしです!
『え!こんなところに居ていいの!?』と疑ってしまうほど、いたるところにいるので
『こっちにも!』『あっちにも!』ときっとあなたは目のやり場に困るはず
気づけば写真の撮り過ぎで、他の動物を撮るデータ容量なんて残ってないでしょう
その2 -『触れる』-
コンゴウインコは世界最大級のインコです
実際に手に乗せてみて、その重みや体温を肌で体感してみてください
時に甘噛みしてきますが、鳥好きには意外とそれがイタ気持ちいいとクセになる事でしょう
(※担当スタッフに許可をとってください)
その3 -『聴く』-
勇気のある方は肩に乗せ、その数キロ先まで届く甲高い声をぜひ耳元で聴いてみましょう
一撃であなたの鼓膜を破って、しばらく他の雑音すら聞こえなくなるでしょう
いや、うそうそ!それは冗談!
『おはよう』と話しかけてみてください
おそらく30回に1回というペースで『オハヨウ』って可愛いく喋り返してくれるはずです、粘り強く話しかけてください
あっという間に他の動物を見る時間なんて無くなってます
ルリコンゴウインコのアスカは入口はいってすぐに『バイバイ!』と清々しく言ってきますが
真に受けて帰らないでください
その4 -『嗅ぐ』-
インコ臭と呼ばれるインコ特有の甘い匂いがします
例えると、それは天日干しした布団の匂いや バターやナッツといったマイルドな優しい匂いがします
この原因は雨でも羽根が濡れないようにするための尾脂腺というお尻から出る脂です
一般家庭で飼われているセキセイインコやオカメインコなどメジャーな鳥たちもほのかに匂いますが
個人的にコンゴウインコの比になりません
匂いフェチのみなさん、一度お試しあれ
(このあと私は鼻を嚙まれました)
インコはしつこい人が嫌いです(笑)
と、まぁこんな感じで五感を使って楽しめる動物はそういません
それに今月は06月15日を語呂合わせで【オウムインコデー】と言って、
オウムやインコたちについて知ろうねという愛鳥週間です
この機会にぜひ身近に感じてくださいね!!
、、、to be continued