ポニーたちのお引越し！！

朝晩肌寒さを感じる季節となりました。

日中は爽やかな日差しが降り注ぎ、動物たちも心地よい季節を楽しんでいるようです。

さて今回は、小型の馬、ポニーたちのお引越しのお知らせです。

あら？見たことのないポニーがいるぞ、（または、いつもここにいるあの子の姿がない！！）と思われた鋭いお客様もいらっしゃるかも知れませんね！

動物の森では、現在９頭のポニーが、３か所の飼育場所に分かれて暮らしています。

１つは園内の展示場。

１つは動物の森を出てすぐお隣の、放牧展示場。（私たちは馬場と呼んでいます）

そしてもう１つは、お客様には公開していない場所にある飼育場です。（隔離と呼んでいます）

なぜ３か所に分かれているのかというと、

繁殖のペアを飼育する場所や、出産のためのお部屋がある場所など、

繁殖にかかわる事情が大きな理由です。

また、繁殖の季節になるとオス同士が激しく闘争する事があるため、

オス同士の飼育場所を分ける必要もあります。

そんなポニーたちの住まい事情ですが、この夏から秋にかけて３頭のポニーがお引越しをしました。

まず、園内の展示場から、オスのルークが馬場にお引越し。

ルークは、生まれ育った家族のもとから、新しい仲間との新生活です。

↑左がルーク。最初は先住ポニーのヨサク、ライヤとケンカもしていましたが、少しずつ仲間に入れてもらえるように。

ルークのお引越しが一番大変でした（汗）　

そして、公開していない隔離飼育場から、メスのルチアが園内の展示場にお引越し。

ルチアは、両親と妹のいる展示場に久しぶりの里帰りとなりました。

↑左から2番目の白い体のポニーがルチア。久しぶりの実家暮らしでお母さんに叱られていることも...（苦笑）

お母さんのルージュが群れのリーダーです。

最後に、馬場から、メスのヴィクトリアが隔離飼育場へお引越ししました。

こちらは新しいカップルの成立となるか！？繁殖を目指した移動です。

↑右がヴィクトリア。初対面からヴィクトリアはジュンの事が気に入ったようですが...

最初は新しいメンバーを警戒していた受け入れ側のポニーたちも、少しずつ仲良くなってくれるのが馬の面白いところです。

群れみんなで穏やかに餌を食べるようになれば、お引越しも無事成功です！

だんだんと寒くなり、今年の繁殖シーズンも終わり頃。

新しい組み合わせになり、人間関係ならぬ馬関係も落ち着いてきて、ポニーたちは食欲の秋を迎えています。