フサオマキザル ニンジンの食べ方
- 2024.02.08 更新
- 動物の森
動物の森では現在25頭のフサオマキザルが「フサオマキザルの島」で暮らしています。
(写真は昨年生まれのゲンとボスのジョージで親子です。)
今回はフサオマキザルたちのちょっとユニークなニンジンの食べ方をご紹介します。
フサオマキザルたちが食べるニンジンは、
食べやすいように下の写真のような形に切って与えています。
ニンジンをあげてしばらくすると
ニンジンをすりおろして...
食べています!
動物の森のフサオマキザルたちはなんとニンジンをすりおろして食べるんです!
ある個体がこの食べ方を始め、それがいつしか広がり、代々受け継がれているようです。
最初に始めた個体は分かりませんが、群れ全体に根付いている動物の森特有の文化です。
これが結構なスピードですりおろすので、指までケガをしないか心配になりますが
彼らなりにきちんと工夫しているようで、、、
すりおろされた後のニンジンがこちら
とても器用に皮だけ残されているのがわかります。
皮の部分は他と比べて少し丈夫だからか、いつも皮の面を上にしてすりおろしています。
そうすることで、指まで擦ってしまわないようにしているのだと思います。
また、個体によってはすりおろさずに皮だけを残すように齧っている子もいるので、
(見えづらいですが、歯形がついています。)
単純に内側のほうがおいしく食べやすいのかもしれません。
ちなみに、時間がたつと残された皮の部分も食べてしまいます。
フサオマキザルがニンジンをすりおろしている姿は、
午後の餌やり時間にみることができます。
遭遇した時はぜひ注目してみてください!
※午後の餌やりは15時から16時の間におこなっていますが、
天候等によっては見ることができない場合もございますのでご了承ください。