マーラ、カピバラの大家族!
- 2022.09.10 更新
- 動物の森
皆さん、こんにちは!
台風一過で秋の空!
朝晩は涼しい風が通るようになりました。
天高く馬肥える秋。
牧草地に放すと夢中で草を食むポニーたち。
繁殖期を終え、尾羽(上尾筒と言います)が抜け落ちた、さっぱり爽やかスタイルの雄クジャク。
まだまだ暑い日が続きますが、動物たちが秋の訪れを知らせてくれます。
さて、今日のメインはマーラのお話です。
カピバラと一緒にいる、あの謎の動物です(笑)
ひそかに、今、マーラたちが熱い!のです!!
知名度が低いため、「カピバラの赤ちゃん」とか、「カンガルーの仲間」など間違われることの多いマーラですが、
カピバラと一緒、ネズミの仲間です。
マーラは姿も生態も、ネズミとは思えない独特な動物です。
すらりとした4本の足は、見事なジャンプと俊足を繰り出すことができます。
そして、意外なことに、「穴掘り名人」でもあるんです!
動物の森、穴掘り名人ランキングはプレーリードッグと並んで堂々の1位!(個人の主観です)
マーラが穴を掘るのには、特別な理由があります。
それは、赤ちゃんを産み育てるための安全な場所を作るため!!
飼育スタッフが熱心に穴を掘っているマーラを見つけると、そろそろ出産かな?
と、より注意深く観察します。
今日、入り口横の一等地に、せっせと穴を掘っているご夫婦を発見しました!
ちなみに、このマーラ夫婦は、3年ほど連れ添っているベテランカップル。この2頭から、たくさんの子や孫が誕生しています。
マーラは一度夫婦になるとずっと一緒に子育てする(お父さんも子育てします!)、ちょっと人間みたいな動物です(笑)
穴を掘っているのは「お父さん」。
身重の「お母さん」は穴掘りの指揮監督?のようで、そばでお父さんの仕事ぶりをじっと見ています(笑)
出産が近いのか、お父さんはスタッフが近寄ってもお構いなしに一心不乱に掘っていました...。(お母さんはサッサと立ち去りました...。)
が、残念ながら、お父さんの堀った穴で子育てさせてあげられません。
穴は安全のため埋めなければならないし、赤ちゃんがカラスやトビなどに狙われてしまうため、スタッフの手により産室を準備しております。
お産の後は、お母さんが子育てに専念できるように、しばらくお父さんとは別居になります(涙)。
しかし!絆の強いマーラ夫婦は、多少の別居期間では関係は崩れません!
産後には、お父さんが柵越しに妻と子を見舞いに来る姿をよく見かけます。
こちらは、先月生まれたマーラの赤ちゃんとそのお母さん。産室にて子育て真っ最中です。
実は、前出の「お父さん」「お母さん」のお孫さんです。
エリアには、7月生まれのマーラの子供3兄弟。
こちらも、「お父さん」「お母さん」のお孫さん。
まさにネズミ算式?!大家族に成長しているマーラ一家。
間もなく新しいメンバーが加わるかもしれません。
こちらはカピバラ家族。8月に2頭の赤ちゃんが誕生し、総勢9頭になりました。
S~Lサイズのカピバラたち。小さい順に、今年生まれの赤ちゃん、去年生まれのこども、そして親たちです。
赤ちゃんを家族全員が守っている様子がとても微笑ましいです。
家族のドラマを想像すると、つい時間を忘れて動物たちの様子を眺めてしまいます(汗)
まだまだ熱い!マーラ・カピバラエリアのお話でした。