4月生まれのフサオマキザルたち
- 2024.04.17 更新
- 動物の森
1月往ぬる2月逃げる3月去るとはよく言ったもので、
あっという間に4月になりました。
桜も見頃を過ぎ、美しい葉桜へと姿を変え、散ってなお私たちの目を楽しませてくれます。
今回はそんなうららかな4月生まれのフサオマキザルたちを紹介します。
まずは、2018年4月4日生まれの「ヨウ」
6歳になった男の子です。
フサオマキザルはたいてい7~8歳で大人になるので、まだ少し子供らしいところはありますが、頭のフサ毛が少しずつ立派になってきました。
ヨウ君には、スタッフの頭を触った後その手を匂うという癖があります。
あまり良い気分にはならないので、そろそろやめてほしいものです。
続いては、2006年4月7日生まれで18歳の「ミウ」
穏やかですが、すこし掴みどころのない不思議ちゃん。
子育てもほかの子に比べると放任的だったからか、一人息子のタイガ君も
自由気ままなで不思議な性格です。
(タイガ)
次は4月12日生まれで、1歳になったばかりの「ユリ」
餌を入れているボウルやバケツが大好きなユリちゃん。
転がしたり、中に入ったり
見つけるとすぐに持って行ってしまいます。
次は、2010年4月20日生まれで、近々14歳になる「ジョージ」
少し強面ですが、とっても優しい性格の群れのリーダーです。
よくサル同士の小競り合いの仲裁をしているのを見かけるくらい
ボスらしいジョージですが、好物の白菜や季節の果物などをもらうと
ぴょんぴょん跳ねてよろこぶ、可愛らしいところもあります。
そして最後は上の写真でジョージの背中に乗っている「ゲン」
4月25日で1歳になります。
背中に乗っている写真は生まれて3か月くらいの頃。
その頃と比べるとずいぶん大きくなりました。
今はやんちゃな盛りで、カメラにも興味津々!
最近ではスタッフにも飛び乗ってくるようになりました。
1歳組の「ユリ」と「ゲン」を見ていて面白いのは、
まだ幼いからか何をしても群れの大人に怒られないのをいいことに
怖いもの知らずに育っているところです。
年の近いお兄ちゃんやお姉ちゃんとけんかしても、怒られるのはいつも年上のほう。
さらに自分に何か不都合があったときは少し鳴けばお母さんが飛んできてくれます。
なんだか人と似ているところがある気がしますね。
(左:ユリ 右:ゲン)
ということで、4月生まれの5頭の紹介でした。
動物の森のフサオマキザルは全部で25頭とたくさんいますが、
全頭の識別ができるようになると、格段に観察が面白くなるので
ぜひチャレンジしてみてください!